撮影を終えて（クランクアップ）のコメント

スタッフ、キャストの皆さんが何とか乗り越えようとしていたのが伝わってきて、大変だったけど楽しい撮影でした。
先にクランクアップした他のキャストの皆さんが炊き出しに来ていただいたり、こんな素敵な現場は本当にないと思いますし、ここまで大変だったからこそ、何としてでもいい作品を作ろうと一丸となって撮影に挑んでいました。
白石監督とは「凶悪」以来でしたが、変わらぬパワフルさについていくのに必至でした。ですがなにより、再度お声がけ頂けたことがとても嬉しく思いました。
太賀とは共演経験もあり、彼の芝居に対する本気度は肌で感じていましたが、
他者からの高い評価も日々聞いていましたので、改めて共に作品を作れる事がとても楽しみでした。
そしてとても刺激的で、やり甲斐のある現場となりました。映画で描かれる賊どもの生き様が、観た人たちの心に届いて勇気づけることができるといいなと思っています。
この映画を最後まで突っ走ろうと思います。

PROFILE

1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年に俳優デビュー。2003年に「WATER BOYS」（CX）でテレビドラマ初主演、翌年には「世界の中心で、愛をさけぶ」（TBS）で話題になる。映画『電車男』（05）で映画初主演を果たして以降、映画を中心に活躍。配信ドラマ「全裸監督」（19・21／NETFLIX）で全世界の注目を浴びる。さらに、映画『ゾッキ』（21）や『MIRRORLIAR FILMS』（22）では俳優の枠を越えて監督やプロデューサーを務める。近年の主な出演作には、映画『はるヲうるひと』（21）、『唄う六人の女』（23）、大河ドラマ「どうする家康」（23／NHK）、配信ドラマ「忍びの家 House of Ninjas」（24／NETFLIX）などがある。白石和彌監督とは、映画『凶悪』(13)以来の再タッグを果たす。

撮影を終えて（クランクアップ）のコメント

撮影を終えて、これまでにない達成感があります。アクションシーンが多く撮影は過酷を極めましたが、360度どこを見渡しても壮大な世界観のセットという本当に贅沢な環境で芝居ができたことが、自分の俳優人生で初めてのことだったので幸せでした。殺陣は初めての挑戦だったのですが、どんなに大変なシーンでも信頼できるスタッフのみなさまのおかげで確実にかっこいい映像が撮れているという自信をもって最後まで走りきることができました。山田孝之さんには精神的にも体力的にもいろんな面で引っ張って支えていただきました。他のキャストの皆さんも、どんなに大変な状況でも笑いの絶えない空気を作ってくださり本当に感謝しています。僕も映画の完成を楽しみにしています！

PROFILE

1993年2月7日生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。2021年に公開された映画『すばらしき世界』で第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、第64回ブルーリボン賞助演男優賞、第76回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。2022年にはエランドール賞新人賞も受賞。本作でW主演を務める山田孝之とは、映画『50回目のファーストキス』（18）以来の共演となる。近年の主な出演作品は、映画『あの頃。』（21）、『ある男』（22）、『ゆとりですがなにか インターナショナル』『愛にイナズマ』（23）、『笑いのカイブツ』（24年1月）、『熱のあとに。』（24年2月）、『四月になれば彼女は』（24年3月）などがある。連続テレビ小説「虎に翼」（24年4月～／NHK）へ出演し話題を集めるほか、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟！」（NHK）の主演を務めることが決まっている。

PROFILE

1992年5月28日生まれ、東京都出身。1999年7歳で初舞台。2004年に二代目尾上右近を襲名。2018年には歌舞伎伴奏音楽「清元」の名跡である七代目清元栄寿太夫を襲名した歌舞伎界の二刀流。映画『燃えよ剣』(21)で映画初出演を果たし、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。歌舞伎のみならずミュージカルやバラエティ、映画、ドラマなど多彩な活躍を見せている。近年の主な出演作品に大河ドラマ「青天を衝け」（21／NHK）、映画『ヘルドックス』（22）、『わたしの幸せな結婚』（23）、『身代わり忠臣蔵』（24年2月）などがある。

PROFILE

1998年5月28日生まれ、広島県出身。2011年に、モーニング娘。の9期として芸能界デビュー。グループ卒業後は、ダンスのためにニューヨークへ留学する。帰国後の2020年に活動を再開し、歌手活動を中心にドラマや舞台へと活躍の幅を広げている。近年の主な出演作品は、舞台『スルメが丘は花の匂い』（22）、ドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」（22／EX）、「ワタシってサバサバしてるから」（23／NHK）、「めんつゆひとり飯」（23／BS松竹東急）、「俺の美女化が止まらない!?」（23／TX）、「推しを召し上がれ〜広報ガールのまろやかな日々〜」（24年1～3月／TX）などがある。出演待機作には、主演舞台『らんぼうものめ』（24年7月～／KAAT神奈川劇場）がある。

PROFILE

1998年7月22日生まれ、沖縄県出身。映画『怒り』（16）のオーディションで抜擢され映画初出演を果たし、同作で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後もドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」（19／NTV）といった話題作にも出演し、ドラマ・舞台で経験を重ね連続テレビ小説「エール」（20／NHK）では、主人公の弟役を好演。近年の主な出演作品には、映画『凪待ち』『花につむじ風』『悪の華』（19）、『冬薔薇』『ラーゲリより愛を込めて』（22）、『心のありか』（23）、配信ドラマ「幽☆遊☆白書」（23／NETFLIX）などがある。

PROFILE

1970年1月25日生まれ、京都府出身。お笑いコンビ「千原兄弟」で活躍。お笑いだけではなく、1997年に映画『岸和田少年愚連隊』で俳優デビューと映画初主演を果たす。その後もドラマや映画に多数出演している。近年の主な出演作品には、ドラマ「きよしこ」（21／NHK）、「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」（21／NTV）、「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ-シーズン2-」（22／NHK）、映画『COME＆GO カム・アンド・ゴー』（21／日本・マレーシア合作）、『護られなかった者たちへ』（21）などがある。

PROFILE

1994年6月17日生まれ、東京都出身。2009年にドラマ「中学生日記」（NHK）で俳優デビュー。2017年に映画『ポエトリーエンジェル』で第32回高崎映画祭最優秀新進男優賞を、翌年には『愛の病』でASIAN FILM FESTIVAL最優秀男優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『BLUE GIANT』（23／声の出演）『キングダム 運命の炎』（23）、『笑いのカイブツ』（24年1月）『ある閉ざされた雪の山荘で』（24年1月）などがある。公開待機作には、映画『キングダム 大将軍の帰還』（24年7月）、『Cloud クラウド』（24年9月）がある。

PROFILE

1981年4月14日生まれ、映画『押入れ』(03/城定秀夫監督)でデビュー。主演映画『岬の兄妹」(19/片山慎三監督)がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭(国内ｺﾝﾍﾟﾃｨｼｮﾝ長編部門)優秀作品賞＆観客賞受賞。近年の主な作品に映画『由宇子の天秤』(20/春本雄二郎監督)、『ONODA〜一万夜を越えて〜』(21/アルチュール・アラリ監督)、『コンビニエンス・ストーリー』（22／三木聡監督）、『やまぶき』(22/山﨑樹一郎監督)、『福田村事件』(23/森達也監督)、『キリエのうた』(23/岩井俊二監督)などがある。

PROFILE

1997年4月8日生まれ、東京都出身。2019年に、ドラマ初主演を果たした「騎士竜戦隊リュウソウジャー」（EX）にて俳優デビュー。さらに、同年に公開した映画『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ！恐竜パニック！！』で映画初主演を飾る。その後、大河ドラマ「麒麟がくる」（20／NHK）や「ドクターX～外科医・大門未知子～」（21／EX）など多数のドラマに出演。近年の主な出演作は、ドラマ「いちばんすきな花」（23／CX）、「Believe-君にかける橋-」（24年4-6月／EX）、映画『仕掛人・藤枝梅安　第二作』（23）などがある。

PROFILE

1969年10月7日生まれ、京都府出身。殺陣技術の向上・発展と継承を目的に、東映京都撮影所を拠点に活動する「東映剣会」に所属。映画やドラマを中心に、数多くの時代劇作品で活躍。これまでの主な出演作は、映画『座頭市 THE LAST』(10)、『逆転裁判』（12）、『超高速！参勤交代』(14)、『太秦ライムライト』(14)、『多十郎殉愛記』（19）、『碁盤斬り』（24年5月）、配信ドラマ「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」（24年3月／Amazon prime video）などがある。

PROFILE

1993年9月22日生まれ、新潟県出身。東京農業大学在学時に、全日本相撲選手権でベスト８入りし、大相撲の三段目付け出し資格を取得。その後、時津風部屋所属の四股名「豊山亮太」として活躍した。2016年には幕下優勝を果たし、通算幕内26場所に出場して最高位は西前頭筆頭。引退後は、元大相撲力士のセカンドキャリアの場を創出するなど多岐にわたり活躍。本作で俳優デビューを飾り、今後の活躍が期待される。

PROFILE

1993年11月14日生まれ、兵庫県出身。2010年に俳優デビュー後、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」（12／NHK）で注目を浴びる。映画『日々ロック』（14）で映画初主演を飾り、同作を含む複数作品で第7回TAMA映画祭最優秀新人男優賞を受賞。映画やドラマといった映像作品を中心に活躍している。近年の主な出演作品には、映画『WALKINGMAN』（19）、『ALIVEHOON アライブフーン』(22)、『そして僕は途方に暮れる』『隣人X -疑惑の彼女-』(23)、『サイレントラブ』（24年1月）などがある。

PROFILE

1976年3月21日生まれ、北海道出身。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー。映画やドラマを中心に活躍。本作のメガホンを務める白石和彌監督作品には、映画『日本で一番悪い奴ら』（16）に出演以降、本作で10作品目となる。近年の主な出演作は、大河ドラマ「どうする家康」（23／NHK）、ドラマ「ブルーモーメント」（24年4～6月／CX）、映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』（23）、『映画 マイホームヒーロー』（24年3月）、『碁盤斬り』（24年5月）などがある。公開待機作に、映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』（24年7月）が控える。

PROFILE

1980年1月14日生まれ、愛知県出身。映画『ウォーターボーイズ』（01）で注目を浴び、『雨鱒の川』（04）で映画初主演を果たす。2007年にエランドール賞新人賞を受賞。ドラマや映画、ナレーターのほか、映画・MV監督など活躍の幅は多岐にわたる。近年の主な出演作は、映画『極主夫道 ザ・シネマ』（22）、『キングダム 運命の炎』『沈黙の艦隊』（23）、『ゴールデンカムイ』（24）などがある。公開待機作には、映画『キングダム 大将軍の帰還』（24年7月）が控える。また、9月からは「おいち 不思議がたり」（NHKBSP）が放送予定、今秋には「連続ドラマW ゴールデンカムイ　北海道刺青囚人争奪編」（WOWOW）が配信を予定している。

PROFILE

1970年4月23日生まれ、千葉県出身。1992年より大人計画に参加し、同年の舞台『冬の皮』で俳優デビュー。バンド「グループ魂」のボーカルとしても活動するなど幅広く活躍。長編映画初主演を務めた『舞妓Haaaan!!!』（07）にて第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』にて第60回ブルーリボン賞主演男優賞、『死刑にいたる病』（22） にて第46回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『シャイロックの子供たち』（23）にて第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『アイ・アム まきもと』(22)、『リボルバー・リリー』（23）などがある。公開待機作には、映画『ラストマイル』（24年夏）が控える。

PROFILE

1974年12月17日生まれ、北海道出身。1995年に中村幻児監督主催の映像塾に参加したのち、若松孝二監督に師事。助監督時代を経て、ノンフィクションベストセラー小説を実写化した映画『凶悪』（13）で第37回日本アカデミー賞優秀作品賞と監督賞ほか各映画賞を総なめした。さらに、2017年に映画『彼女がその名を知らない鳥たち』でブルーリボン賞監督賞を受賞すると、翌年も『孤狼の血』を含む3作品で同賞を受賞。近年の主な監督作は、映画『孤狼の血 LEVEL2』（21）、『死刑にいたる病』（22）、『碁盤斬り』（24年5月）などがある。

コメント

『昭和の劇』で笠原さんのインタビューを読み、プロットを手にしてから、あっという間に時間が経ちました。笠原さんの名に恥じぬようにと、今この映画を世に送り出す意義を考え、重圧に潰されそうになりながらも泥だらけになって撮影しました。たくさんの才能あるキャストとスタッフに集まって頂き心から感謝しています。どうか皆様楽しみにお待ちください。映画はもうすぐ完成します。完成したら、また笠原さんの墓前に手を合わせ、ご報告してまいります。

PROFILE

1927年5月8日生まれ、東京府出身。2002年に逝去。1956年に東映社内シナリオコンクールで1位入選して以降、脚本家として多くの作品を手掛ける。その後、東映任侠映画長期シリーズ『日本侠客伝』（64～67）のうち8作品を担当（共同・単独含む）し、全共闘など学生運動が激しかった1960年代後半には『博奕打ち 総長賭博』（68）が三島由紀夫に激賞されるなど、映画界注目の存在となる。さらに1973年から始まった『仁義なき戦い』シリーズ（73～74）の脚本が高く評価された。東映を退社してフリー転向後には、映画『二百三高地』（80）と『大日本帝国』（82）で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。1998年には、勲四等瑞宝章を受章。長らく、東映映画の礎を築くとともに日本映画界に大きな功績を残した。

PROFILE

1970年、山梨県生まれ。高橋伴明、犬童一心、西谷弘など多くの監督の作品に助監督として参加し、ドラマ「任侠ヘルパーSP」（11／CX）から脚本家として本格的に活動を始める。白石和彌監督とは映画『日本で一番悪い奴ら』（16）、日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した『孤狼の血』（18）、『孤狼の血 LEVEL2』（21）以来4度目のタッグとなる。主な脚本作品に、映画『アンダルシア　女神の報復』（11）、『任侠ヘルパー』（12）、ドラマ『ガリレオXX　内海薫最後の事件』（13／CX）、『刑事ゆがみ』（17／CX）、『相棒』シリーズ（EX）、配信ドラマ『極悪女王』（24／Netflix）など。

コメント

笠原和夫さんの残した『十一人の賊軍』に出会い、“コレだ！！”と思いました。
この作品には歴史の狭間でもがく人間の熱いドラマが描かれていたからです。
かつて『七人の侍』『用心棒』はじめ日本の時代劇は、国内だけでなく海外でも高く評価され、誰もが知るハリウッド大作映画の基になるなど世界中のクリエイターやエンタメに影響を与えてきました。
ずっと僕もそういう映画を企画し、作りたいと思っていました。
また現代においても世界では侍や忍者といった日本固有の文化・歴史の人気は根強く、『ラスト サムライ』の世界規模での高評価に加え、ハリウッドでは忍者コンテンツが作られ続け人気を博しています。
直近では『SHOGUN 将軍』『忍びの家 House of Ninjas』が世界中で注目を集めています。
日本独自の文化を基にしたコンテンツが世界で求められているのは普遍的なことではないでしょうか。
“日本が世界と戦える映画とは、日本固有の文化に根ざした時代劇が一番”です。
笠原和夫さんといえば日本映画界の伝説的な存在であり、その名を知らない人はいません。
そんな大先輩である笠原和夫さんの反逆精神が宿るこの『十一人の賊軍』に、現在日本映画界最高のスタッフ・キャストが集まり、大変な制作現場を一丸となって走り抜けてくれています。
まさにこれは奇跡です。
完成した暁には世界に向けた渾身の作品になると信じてます！

プロフィール

1979年生まれ、福岡県出身。音楽プロデューサー。作曲・作詞・編曲にも携わり、数多くのアーティストへ楽曲を提供している。自身も2005年にメジャーデビューしている。J−popに本格的なロックを取り入れる事に定評があり、アイドルミュージックの根底を覆すエモーショナルなロックナンバーを量産。近年のアイドルがロックを歌うムーヴメントに大きな影響を与えたパイオニアでもある。さらに、音楽とオープニングテーマの作曲を担当した映画『映画大好きポンポさん』（21）や、配信ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」（22／Amazon Prime Video）といった映像作品にも参加している。